第11章 / Book
第11章 № 11 · 2026

第11章 アプリケーションの選択

Windowsで使っていたアプリを、Debianで何に置き換えるか

まず Flatpak を入れる

カテゴリごとの置き換えに入る前に、Flatpak を導入しておく。 Debian の apt だけでは、デスクトップアプリで困る場面が必ず出てくる。

なぜ apt だけでは足りないか

Debian は安定性を最優先するディストリビューションで、apt が提供するパッケージは 古めだが堅い。これはサーバーや基盤ソフトには嬉しいが、デスクトップアプリには逆風になることがある。

要するに、Debian の apt は OS 基盤と "成熟したアプリ" を扱い、 Flatpak は "更新が速いアプリ" を扱う、と役割を分けるのが現実的。

Flatpak とは何か

Flatpak は Linux 用の 配布フォーマット + サンドボックス + 自動更新 のセット。次の特徴がある。

すべての利点の裏返しとして、ディスクを少し多く使う(Runtime を共有しても重複は出る)、起動が apt 版より気持ち遅い、という弱点がある。ノート PC のディスクが残り 10 GB を切っているような状況では、Flatpak を何でも入れる前に Runtime のサイズを意識する必要がある。

セットアップ(3 分)

# Debian 13 で
sudo apt install flatpak

# GNOME の「ソフトウェア」と統合したい場合
sudo apt install gnome-software-plugin-flatpak

# Flathub(Flatpak アプリの最大の配布元)を登録
flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

# 一度ログアウト → ログインで PATH と .desktop が反映される

これで flatpak install flathub <app-id> でほぼあらゆるデスクトップアプリが入る。

基本のコマンド

# 検索
flatpak search slack

# インストール(Flathub 指定推奨)
flatpak install flathub com.slack.Slack

# 起動(普通はメニューから / コマンドからも可)
flatpak run com.slack.Slack

# 一覧
flatpak list

# 全部更新
flatpak update

# 削除
flatpak uninstall com.slack.Slack

# 不要 Runtime を整理
flatpak uninstall --unused

権限を絞る(Flatseal)

サンドボックスの効果を最大化するなら、Flatseal という GUI を入れる。

flatpak install flathub com.github.tchx84.Flatseal

これで各アプリが「ホームディレクトリ全部見えていいか」「ネットワーク越しに何でも繋いでいいか」「マイクは?」を細かく設定できる。「Slack に Documents を見せる必要はない」といった判断を、後付けで適用できる。

これは Windows / macOS には標準で無い、Linux ならではの透明性 だ。

apt と Flatpak の使い分け

本書のおすすめ:

種類 推奨 理由
Firefox apt(firefox-esr)/ Flatpak も可 Debian Security Team が ESR を高頻度バックポート、ネイティブ連携が楽
Chromium / Chrome / Brave / Vivaldi Flatpak apt は遅れがち、Chrome は deb 入れ直しが面倒、サンドボックスが追加ボーナス
デスクトップ環境 / フォント / IME apt OS 基盤、Flatpak 化しても恩恵がない
OnlyOffice Flatpak 本書のオフィス代表。MS Office との見た目互換性が高い
LibreOffice apt(libreoffice libreoffice-l10n-ja) 予備。旧形式・LibreOffice 固有機能の互換用
Slack / Zoom / Discord / Spotify Flatpak 更新の速さ + サンドボックス
Bitwarden / Signal / Element Flatpak 同上、暗号化アプリは新しいほうが安心
OBS / Krita / Inkscape / GIMP(最新) Flatpak apt 版だと数バージョン古い
開発ツール(Python / git / Docker) apt サンドボックスがむしろ邪魔
エディタ・IDE(Zed / Neovim / PyCharm) Flatpak(Neovim は apt) 詳細は第 13 章。VS Code は本書では推奨しない

Snap には触れない

Ubuntu には Snap という似た仕組みがあるが、Debian では Flatpak が事実上のデファクト で、Snap を入れる必要はほぼ無い。本書も Snap は扱わない。 Flatpak だけ覚えれば足りる。

Claudeに聞いてみよう⓪:apt vs Flatpak の振り分け

私が Debian で使いたいアプリのリストは次の通りです: 〔アプリ名を列挙〕

それぞれを apt と Flatpak のどちらで入れるべきか、推奨と根拠を表で出してください。Flatpak の場合は権限で絞るべき項目(ファイルアクセス・ネットワーク・カメラなど)も提案してください。

これで準備が整った。各カテゴリの選択に進む。

カテゴリ別に置き換える

第4章で作った依存関係マップを開きながら、次の八カテゴリで置き換えを決めていく。

  1. ブラウザ
  2. メール・カレンダー
  3. オフィス(文書・表計算・プレゼン)
  4. コミュニケーション(チャット・ビデオ会議)
  5. 画像・動画・音声
  6. ファイル同期・クラウドストレージ
  7. パスワード管理・認証
  8. ユーティリティ(PDF、スクリーンショット、クリップボード)

第一節 ブラウザ

ブラウザは攻撃面が一番広いアプリで、更新の速さ がほぼそのまま安全性に直結する。ここだけは Firefox 系と Chromium 系で扱いを変える。

Firefox は apt(firefox-esr)で十分

sudo apt install firefox-esr

Debian の Firefox-ESR は Debian Security Team が継続的にバックポート していて、上流の Mozilla リリースとほぼ同日にセキュリティ修正が届く。Mozilla 自身も ESR を「企業・サーバー向けの安定 + 即時セキュリティ」と公式に位置付けているので、 「Debian で apt が古い」という典型問題が起きない数少ない例外

ネイティブメッセージング(KeePassXC / Bitwarden の連携)、YubiKey、 GNOME / KDE のデフォルトブラウザ統合 ── これらが全部素直に動く。

複数プロファイルを厳格に分離したい / 追加サンドボックスが欲しい場合は Flatpak の org.mozilla.firefox(これも Mozilla 公式ビルド)も選べる。

Chromium 系は Flatpak が現実解

Chromium / Chrome / Brave / Vivaldi は Firefox と事情が違う。

加えて Chromium 系は Flatpak のサンドボックスが効きやすい ── Firefox と違ってプロセス分離は強力なものの、外側にもう一層被せると意味がある。ブラウザは攻撃面が広いので、保険として妥当。

# 例
flatpak install flathub org.chromium.Chromium
flatpak install flathub com.google.Chrome
flatpak install flathub com.brave.Browser
flatpak install flathub com.vivaldi.Vivaldi

Flatpak ブラウザの注意点

サンドボックスの代償として、次の連携は 追加設定が要る:

「業務でパスワード管理と SSO トークンを使う」「映像編集をしながら YouTube を流す」── このあたりの頻度が高ければ apt 版(Firefox)を選ぶ価値が残る。

選ぶ軸

本書の推奨

Claudeに聞いてみよう①:ブラウザ移行

私は現在〔Edge / Chrome / Safari〕を使っています。ブックマーク、パスワード、拡張機能、開いているタブを、Debian の〔Firefox(apt firefox-esr) / Chrome(Flatpak)〕に移すための手順を教えてください。データロスを最小限にするやり方と、移行後すぐに確認すべき項目を列挙してください。あわせて、Flatpak 版を選んだ場合に Flatseal で確認すべき権限項目(ファイルアクセス、ホームディレクトリ、ネイティブメッセージング、デバイス、ホスト D-Bus)も挙げてください。

第二節 メール・カレンダー

候補

Outlook(業務用)からの移行

Microsoft 365のExchange Onlineは、IMAPまたはMicrosoft純正のEWS経由でThunderbirdから読める。会社のIT部門がIMAPを許可していれば問題なく動く。

過去メールの移行

Outlookの.pstファイルをThunderbirdにインポートするツールがある。

# ImportExportTools NG(Thunderbird拡張)

Claudeに聞いてみよう②:メールクライアントの選択

私のメール環境は:

  • 仕事:〔会社ドメイン、Exchange Online/独自サーバー〕
  • 個人:〔Gmail / iCloud等〕
  • 過去メール:〔.pst、.mboxなど〕

最適なメールクライアントを推薦し、初期設定と過去メール移行の手順を教えてください。

第三節 オフィス——OnlyOffice + Python で完結する

本書の結論:互換層は OnlyOffice、計算は Python

筆者が実機で確認した結論を先に書く。Office 移行は OnlyOffice + Python の二本立てで、ほぼ問題なく済む。かつて「LibreOffice で互換性に泣く」と言われていた時代は終わった。

役割分担は単純だ。

第1章・第4章で書いた「Markdown と CSV を一次形式にする」方針が、第11章で具体化される、と捉えてほしい。

OnlyOffice の導入

公式の deb か Flatpak のどちらでも入る。本書は Flatpak を推奨(更新が速く、サンドボックスも効く)。

flatpak install flathub org.onlyoffice.desktopeditors

起動するだけで .docx / .xlsx / .pptx がそのまま開く。リボン UI も MS Office に近く、Windows から来た人がすぐ手を出せる。

OnlyOffice で十分なケース:

OnlyOffice のマクロは JavaScript、しかもローカル実行

地味だが重要な特徴を一つ挙げる。OnlyOffice のマクロは JavaScript で書く。MS Office の VBA とは別系統だが、Web で広く使われている言語なので学習資源が桁違いに多く、Claude にも書かせやすい。

そして本書の立場で更に重要なのは、マクロがローカルで動く点だ。

これは「ベンダーロックインからの距離を取る」という本書の方針(第1章)と素直に整合する。OnlyOffice 内に JavaScript で軽い自動化を仕込むのは、「Excel に VBA を書いていた領域」の自然な置き換えだ。

ただし、複雑な処理は Python で書く方が結局楽だ。JavaScript マクロは OnlyOffice の文書内で完結する世界に閉じる──そこから外(複数ファイル横断、外部 API、長期に保守するスクリプト)に踏み出した瞬間、Python のエコシステム(pandas、openpyxl、uv による隔離)の方が遥かに広い。

判断の目安:

Python に寄せるケース

「自分の頭でやる作業」は OnlyOffice ではなく Python に渡す。

uv で隔離環境を切るのが楽だ(詳細は第16章)。

uv init my-report && cd my-report
uv add pandas openpyxl

LibreOffice の位置づけ(任意)

LibreOffice は Debian の apt で入り、Writer / Calc / Impress / Draw / Base / Math が一式揃う。ただし本書では「とりあえず入れておく予備」程度の位置づけだ。

それ以外は OnlyOffice か Python で事足りる。

「Microsoft 365 Online を持つかどうか」は別の話

クライアントが「最新の MS Office で開けるか」を契約条件にしているなら、Microsoft 365 のサブスクを最終確認用にブラウザでだけ持つ選択肢が残る。だがこれは「Debian でオフィスをどうするか」の問題ではなく「クライアント要件にどう応えるか」の問題なので、本書では深追いしない。

Claudeに聞いてみよう③:自分の Office 使用を Python 化するロードマップ

私は次の頻度でOfficeファイルを扱います:

  • Word:週〇件、自作/受領、複雑度
  • Excel:〇件、マクロ有無、複雑度
  • PowerPoint:〇件、アニメ有無、複雑度

本書の方針(OnlyOffice + Python)に沿って、私の作業のうち: (1) OnlyOffice で開いて返すだけで済むもの (2) Markdown / CSV / Python に置き換えるべきもの (3) 当面どちらにも寄せず Microsoft 365 Online を残すものを仕分けてください。それぞれ最初の一歩を具体的に教えてください。

第四節 コミュニケーション

候補

LINE問題

LINEのデスクトップ Linux 版は公式に存在しない。選択肢:

  1. LINE Web(ログインはQRでスマホから)
  2. スマホをメインにする
  3. Windows 仮想マシンに LINE を入れる

Claudeに聞いてみよう④:コミュニケーションの残存問題

私が使うコミュニケーションツールは〔リスト〕です。 Debianで各ツールを使う最良の方法(公式deb/Flatpak/Snap/Web版/代替)を表にしてください。 LINEなどLinux非対応のものについては、使用頻度に応じた現実的な対処を提案してください。

第五節 画像・動画・音声

画像

動画

音声

Claudeに聞いてみよう⑤:クリエイティブツール

私は〔写真/動画/イラスト/音楽〕を〔頻度〕で扱います。現在使っているのは〔アプリ名〕です。 Debianでの代替を、機能互換性と学習コストの観点で評価してください。特に、失われる機能と、代わりに得られる機能を明確にしてください。

第六節 ファイル同期・クラウド

候補

本書の推奨

自宅のNASと Syncthing、または Nextcloudのサブスク。他社クラウドへの依存を減らす。

特に Syncthing はクラウド業者に依存せず、PCとスマホとNASの間で暗号化同期できる。ベンダーロックインの対極。

Claudeに聞いてみよう⑥:同期戦略

私の同期対象は〔ドキュメント、写真、コード、音楽〕で、端末は〔Debian、スマホ、家族PC〕です。 Syncthing、Nextcloud、rclone+既存クラウドのどれを主にすべきか、容量とプライバシーとコストの観点で推薦してください。

第七節 パスワード管理・認証

候補

セキュリティキーとの連携

Yubikeyなどのセキュリティキーは、Linuxでも問題なく動く。yubico-authenticator パッケージで OATH 対応。

Claudeに聞いてみよう⑦:パスワード管理

現在、〔Chromeのパスワードマネージャ/Apple キーチェーン/Bitwarden/その他〕を使っています。 Debian環境での最良の選択と、現在のパスワードを安全にインポート/エクスポートする手順を教えてください。

第八節 ユーティリティ

PDF

スクリーンショット

クリップボード履歴

第九節 ゲーム——Steam Proton + Heroic で大半が動く

結論先出し:Linux で遊べる時代になった

「ゲームができないから Linux は無理」は、もう古い前提だ。Valve が Steam Deck のために投資してきた Proton(Wine ベースの互換レイヤー)と DXVK / VKD3D の組み合わせで、Windows 専用に作られたゲームの大半が、Debian の上で素直に動く

本書の方針は単純だ。Flathub から Steam(と必要なら Heroic)を入れて、互換レイヤーに全部任せる。手持ちの Windows タイトルについては、Linux ネイティブ版を探す手間は要らない。

まず無料で——ネイティブのオープンソースゲーム

手持ちの Windows ゲームを動かす話に入る前に、買わなくても今すぐ遊べる世界があることを書いておく。Linux にはネイティブのオープンソースゲームが揃っていて、どれも Flatpak 一行で入る。アカウント登録も課金も、Proton も Wine も要らない。夏休みに家族や子供と遊ぶなら、ここから始めるのが一番速い

# 家族・子供向けの定番(Flathub から一行ずつ)
flatpak install flathub net.supertuxkart.SuperTuxKart   # マリオカート風レース
flatpak install flathub org.supertuxproject.SuperTux    # スーパーマリオ風アクション
flatpak install flathub com.play0ad.zeroad              # 0 A.D.(Age of Empires 風 RTS)
flatpak install flathub org.wesnoth.Wesnoth             # Battle for Wesnoth(戦略 SRPG)
flatpak install flathub org.luanti.luanti               # Luanti(旧 Minetest、Minecraft 風)
flatpak install flathub com.github.Anuken.Mindustry     # Mindustry(タワーディフェンス+工場)
flatpak install flathub org.openttd.OpenTTD             # OpenTTD(輸送経営シム)

# 小さい子向け
flatpak install flathub org.kde.gcompris                # GCompris(未就学〜小学生の学習ゲーム集)
flatpak install flathub org.tuxpaint.Tuxpaint           # Tux Paint(お絵かき)

これらは互換レイヤーを介さず、Linux のために作られたソフトがそのまま動く。動作が一番素直で、古い PC でも軽い。「Linux でもゲームできるの?」という問いの、最初の——そして一番確実な——答えがこれだ。手持ちの Steam ライブラリ(Windows 専用タイトル)をどうするかは、次の Proton の話になる。

Steam の導入

flatpak install flathub com.valvesoftware.Steam

起動して Steam アカウントでログインすると、ライブラリの Windows 専用タイトルにも「インストール」ボタンが出る。設定 → 互換性 → 「すべてのタイトルで Steam Play を有効化」 にチェックを入れると、Proton が裏で透過的に走る。

ハードウェア前提:

Steam 以外(Epic / GOG)は Heroic

Epic Games、GOG、Amazon Games のライブラリも遊びたいなら Heroic Games Launcher を足す。

flatpak install flathub com.heroicgameslauncher.hgl

Heroic も内部で Proton(または Wine-GE)を使う。Epic のアカウントでログインすれば、購入済みタイトルが Steam と同じ感覚でインストールできる。

動く/動かないの線引き

ここは正直に書く。「全部動く」とは言わない

事前確認は protondb.com で。タイトル名を入れると、実際のユーザーが動作状況(Platinum / Gold / Silver / Bronze / Borked)を投稿しているので、買う前に判定できる。

仕事用ユーザーと遊び用ユーザーを分ける——Linux ならではの解

ここで Linux の本領を一つ書く。Unix の伝統で、一台のマシンに複数ユーザーを作って完全に分離できる。これは Windows の「ユーザー切り替え」より遥かに堅い分離だ。

ログイン画面でユーザーを切り替えるだけで、「仕事モード」と「遊びモード」が物理的に切り替わる。同じ PC が二台あるかのように使える。

# 遊び用ユーザーを追加
sudo adduser taro-game

# 必要なら sudo グループには入れない(遊び用には管理権限を渡さない)

利点は具体的だ:

Windows ではここまで綺麗な分離は難しい。「仕事のために PC を分ける必要がない」——これは Linux に乗り換えて初めて気付く実利の一つだ。

ゲーム特化ディストロ(Bazzite 等)を使うか

Bazzite のようなゲーム特化ディストロもある。Steam Deck の OS を据置機にも持ってきた構成で、確かに「起動したら遊べる」体験は速い。

ただし本書の立場は明確だ。Debian 13 を仕事の主機として保ち、ゲームはその上で遊ぶ。仕事の生産性を犠牲にしてまでゲーム特化ディストロに乗り換えるのは本末転倒だ。Debian で Flatpak の Steam を入れるだけで、Bazzite との差は「起動直後の体験が少し違う」程度に縮まる。

諦めるゲームがあったときの判断

カーネルアンチチート系の数タイトルだけのために Windows を維持するか。本書の答えはノー

  1. その数タイトルを諦める——他に遊ぶものはいくらでもある
  2. コンソールに逃がす——PS5 / Switch / Xbox に同タイトルがあるなら、そっちで遊ぶ
  3. 古い Win11 機を「ゲーム専用」として残す——ネットから切り離し、Steam とそのゲームだけ入れた最小構成で寝かす(第1章 A カテゴリの扱い方)

主機 PC が Windows でなくてはならない理由には、ほぼならない。

Claudeに聞いてみよう⑧:自分のゲームライブラリ判定

私が遊んでいる(または遊びたい)ゲームは次です:

  • 〔タイトル1〕
  • 〔タイトル2〕
  • 〔タイトル3〕

各タイトルについて、Debian + Steam Proton(または Heroic)で: (1) 動作見込み(ProtonDB の評価傾向を踏まえて) (2) カーネルアンチチートの有無と Linux 対応の見通し (3) 代替・回避策(コンソール版、類似タイトル等)を整理してください。

第十節 移行のペース

一度に全部移行しない。次の順で進める。

一日目:ブラウザ、メール、メッセンジャー(毎日必須のもの) 一週目:オフィス、クラウド同期、パスワード管理 一ヶ月目:画像・動画、ユーティリティ、ゲーム、特殊用途

優先度を付けて、焦らない。

Claudeに聞いてみよう⑨:私のアプリ移行計画

私の依存関係マップ(dependency-map.md の B・D カテゴリ)と使用頻度を前提に、アプリ移行のスケジュールを一日目・一週目・一ヶ月目に分けて立ててください。各項目にリスクレベル(移行失敗の影響度)を添えてください。

まとめ

この章でやったこと:

  1. 九カテゴリでWindowsアプリをDebianアプリに置き換えた
  2. LINE、Teams、カーネルアンチチート系ゲームなど完全には置き換わらないものを正直に扱った
  3. ゲームは、無料のネイティブ OSS ゲームが一行で入り、手持ちの Windows タイトルも Steam Proton + Heroic で大半が動くことを確認した
  4. 移行ペース(一日・一週・一ヶ月)を設計した

捨てる必要があるものは、思っていたよりずっと少ない。 ブラウザ・メール・オフィス・コミュニケーション・画像動画・同期・パスワード・ユーティリティ・ゲーム——本書のスタンスを取ると、Windows でしかできないことは数えるほどしか残らない。

手元の状態:

次の第12章「設定の理解と管理」では、Debianの設定ファイルの場所、dotfilesの管理、バックアップ、Gitでの追跡を扱う。自分の環境をドキュメントとして残す作法を身につける。


シリーズ全体はClaudeと一緒に学ぶDebian 一覧から辿れる。コメント・議論は Facebook グループへ:AISeed — 生物多様性・食料・AIと暮らし